ハッカソンとは、hackとmarathonが組み合わさってできた造語です。システムやアプリなどの開発関連のイベントで、ソフトウェア開発に関係するエンジニアたちが、短期間集中してプログラミングを行い、その成果を競い合うという内容になっています。ハッカソンを行う目的は4つあります。1つ目は、コミュニティをつくるため。ハッカソンを行うことで、社内外の人材同士の交流が活性化し、新しいコミュニティをつくることができるようになります。コミュニティがつくられるということは、情報交換の活発化や新たな業務連携の可能性が生まれるということなので、それが狙いの1つとして定められています。

2つ目は、知名度を向上させるためです。外部の人を招いてハッカソンを行えば、それだけ他者に自分たちのことを知ってもらう機会が増えます。そのため、企業が自社の宣伝を目的として、ハッカソンを開催することもあります。3つ目は、新しい事業の創出が期待できるからです。ハッカソンは、新規事業や新製品の開発の場としてもうってつけです。優秀なスキルを持った人材が、それぞれの能力を活かして作品を生み出すので、これまでにない新しい発想が生まれる可能性が高いです。そして4つ目は、人材育成のためです。ハッカソンはIT業界の人材育成の場として行われることもあります。ハッカソンは各チームが一丸となってプログラミングを行うため、互いに切磋琢磨させることができるというわけです。